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2016.08.07

わたしがお菓子屋になった瞬間

はじめはお店なんてしたくなかったのです

こんばんは☆ハッピーシュガーのウチコです。

お菓子屋さんってどんなイメージですか?
楽しそう、ホワホワした感じ。
キラキラしてて、夢の世界。







きっとそんな風に思ってくれる方もたくさんいるんじゃないでしょうか?(=´∀`)人(´∀`=)

昔フランス人のパティシエに
「フランスでは女の人のお菓子職人は少ない」と聞いて、
「どうして?」と聞いたら逆に不思議そうな顔をされました。
そして、
「マッチョな世界だから」
と答えてくれたのです。

マッチョな世界。
体力勝負。
上下関係の厳しい、体育会系の世界。

実はそれがお菓子屋の世界。

美しい都会のお菓子に憧れたウチコは
必然的に新潟をでることを望みました。
知らない土地で、学んでみたい。
新しいことを、新しい自分をみたい。

お菓子を作った時に、喜んでもらえたことが大きく夢に気持ちを前進させました。

初めての関西。大阪はとても楽しくって、
一方で厳しい修行が始まりました。

いろんなことがあって、
いいことも悪いことも、うれしいことも残念なこともたくさんあって、

心の中で

自分で店をするなんて考えられない。きつすぎる

そういつのまにか思いつづけるようになっていきました。

そんな時、
母が言ったんです。

「いつまでも人に使われてたらおもしろくないよ」

ウチコの実家は3代続く写真館。おじいちゃんがど田舎の農家の長男にもかかわらず、
家を継がずに東京のオリエンタル写真学校に
入学しました。

自転車に写真機をのせて、はじめた写真館。

自営業を営む場所に嫁いだ母がどんな気持ちでそう言ったのか、
ちゃんといまでも確かめていません。

だけど、母はきっと心配だったんだと思う。

朝から晩まで働いて、挙句やめたあとには何がある?
そう思ったのかもしれないし。

母にそういわれても冗談みたいに聞き流してました。
だって、むりだよーって。
そんな気さらさらなかったのです。

でも、ある日のこと。

いまでもはっきりおぼえているけど、
夕方、ほんのすこしの時間、休憩中に夕暮れる外を見上げていたら、

わたしができる範囲でならお店がやれるかもしれない

そう、思ったのです。

突然降りてきた気持ちにわたしは素直に従って、その日の夜にシェフに「やめておみせをやります」と伝えました。

笑われるかとおもったけど、シェフは、
「お前、すげーな」っていって、おうえんしてくれました。

それからも体調を崩したり、
お店のことでちんぷんかんぷんだったり、
お金が足りるか不安で、自分たちでペンキ塗ったり、、、

そんなこんなで6年目。
いつだって、正念場(笑)
1人で悩んで、怖くなって、縮こまって眠る日もあります。

すぐ、寝ちゃうけどね(笑)

ある日、7年の返済予定の支払いの工面で悩んでることをぽつっと言った時、
母が言ったんです。

きついかもしれないけど、この7年は人生でかけがえのない特別な時間になるよ


って。。

思えば修行時代、お菓子を作るのが楽しくて、うまくいかなくても、上手くなるのが楽しくて、誰よりも上手に作りたかった。

でも気づいたんです。

どんなに朝から晩まで働いていようが、どんなにお菓子をたくさんつくっていようが、
以前のわたしはお菓子屋ではなかった。

本当に誰かのためにお菓子を作ることができて、初めてわたしはお菓子屋さんになれた気がするのです。

それは、
あのとき母がいってくれた一言がきっかけで
お店をしようと、思えたから。

自分でもできるかもしれない、と思わせてくれたから。






お菓子を作って、できあがったとき、
誰かがわらってくれたとき、
やせ我慢でなく、本当に楽しいと思う。

辛いときも不安なときもあるけど、
この時間はわたしに与えられた最高の時間。

毎日を大切に。

「じぶんにできることだってあるんじゃないか」

あのときの気持ちを持ち続けて明日もお菓子を作ります☆

もし、いま現状がなかなか不安でたまらないひとがいたとしたら、伝えたい。

今しかできないこの時間を一生懸命すごしましょう。

わたしもがんばります☆楽しみながら☆






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